ブルーベリーの土(1)

居残りさんから農工大のブルーベリー研究室の関係で新しい研究会が出来そうだと業務連絡があった(^^
最近さぼってすっかりブルーベリーに関する考察をやっていないことに気が付いた。
 
ただ、私なりにいろいろ研究してきたことも有るのだが、何分ブログではあんまり偉そうなことを書いても反応がなくなるだけですからね(^^
 
そこで、急な付け刃ではないのですが、何らかの考察の足跡は残しておかないとまずいかなと考え、順次記事にしたいと思います。興味の無い方は飛ばしてください。
書きたいことは当面、1、雨避け対応とブルーベリーの収穫時期、2、ブルーベリーの肥料と施肥時期、に関する私なりの実験結果です。
 
初めはブルーベリーの土に関する考察にします。
(まあ、いっぺんに書いても解り難いし、自分の考えも拙速でまとまりがないでしょう^^
ですから話題としていろいろなことを書き、そして自分の畑での考察を書いて行ければと思っています)
 
ブルーベリー(ノーザンハイブッシュ接ぎ木)の植え方は、横縦50センチの溝を掘り、底部には硫黄華、サンド、ピートモスを入れ、底部の土とスコップでかきまわし馴染ませて、その上に100%の濡らしたピートモスを入れ植え付けました。
その上に木くずのマルチをしてその上から杉皮を載せました。
植えて2,3年は資材の追加をしましたが、その後は出た雑草をマルチにした位で特別な土の手入れはしていません。
 
すでにハイブッシュが2,5m以上になっているのが50%ぐらい有り、その後に補植した物も
年々成長し1,5m以上になってきています。
灌水設備もなく、特段の施設もないのに何故こんなに成長しうまく言っているのか素人の私には不思議な気がしています。
ブルーベリーって簡単じゃないか、ホントのところそう思うようになっています(^^
 
恐らく怪我の功名でうまく行ってる理由がいろいろあると思いますが、その一つが植栽基盤であることは間違いないのでしょう。
すでに3m近くに成長していると言うことは、恐らく根はピートモス層を通過して混合域も通過して、関東ロームに達しているのではと考えられます。
ブルーベリーの根は浅根性のひげ根と言われていますが、これでは3mにはなりません。
 
通常、関東ローム層(原土)に植え付けてもブルーベリーが育つと言うことはあり得ません。
しかし原土まで根が潜っていると言うことは、ピートモス層、混合層、原土との関係がブルーベリーの根の発達に奇跡を起こしていると言うことになります。
ただし掘ってみて、果たして根がそのように発達しているのかどうか、それは掘っていないので解りません(^^
 
とりあえず、今夜はここまでにします。