接ぎ木その後

風に悩まされた今年の接ぎ木もどうやら成功失敗がはっきりしてきたようです。
屋上の日当たりのいい所に置いたのが災いして、2回ほど風で新芽が痛めつけられた。
それを乗り越えた物が最後に伸びているモノです。
ただ1年生台木に接いだものは、特例を除きまだ細々と枝を伸ばそうとしている段階。
昨年の例からすると、それでも今後伸びてくると思われるが、多品種接ぎに見られる4,5年生台木の成長と比べるとまるで赤ん坊のようです。
 
 
5品種接ぎで2つだけ成功したモノのシュート。1本は上に、もう1本は右横へ伸びています。
上へのはまるで鬼のように伸びています、葉っぱも大きいです。
接ぎ木がこんなに大きなシュートが出るとは思いませんでした。
これでも最初のシュートが風でやられその後に出た芽なんです
 
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5品種すべて成功した例、1本は風で折れて停滞してますが^^
台木の栄養がMg不足のようで葉色も悪く、栄養が分散し過ぎの感じです。
5本というのは台木に負担なのかも。
 
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右)こちらは4品種接ぎでみんなうまく行ってたのですが、
左の2本はアブラムシにたかられ伸びが止まっていました。
これも風でやられた2次枝です。
 
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1、2年生台木の特待生^^
 
 
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1年生台木の凡木(^^
風でやられて気の毒ですが、まあ来年はなんとかなるでしょう。
 
 
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結局1年生台木の成功率は2割ぐらいでしょうか。
多年生台木が比較的うまく行ったのに比べると1年生台木は成績が悪いですが、
これはやっぱり接ぎ木の時に根洗いしたのが,基本的には活着を阻害したのかもしれません。
又、置き場所が風が強くて芽を2回やられましたが、その時台木とずれたのも出たような気がします。
多年生台木の穂木が芽を伸ばしていたものほどだめになった例もありますから。
接ぎ木は基本的に風の当たらないところに置く、という教訓を得ました(^^
又台木の質を上げるのなら、やっぱり前年に植え替えて接ぎ木に備えさせるべきなんでしょうね。
成功の秘訣は次ぎ方の技術(接合部がちゃんとなるように)出来れば、次ぎは台木や穂木の良しあし、そして接ぎ木の時期ですかね。
かなり成功率を上げるコツが判ってきたような気がします(^ー^)/