ブルーベリー収穫を終えて(1)

まずは、下の畑、ハイブッシュバレー^^のノーザンハイブッシュから、
今年で本格収穫を始めて3年目、収穫総量は昨年と大して変わらなかったような気がする。
何しろ密植栽培だからある程度樹が大きくなったら実のなる空間に制約があり、簡単に収量が増えるとも思えない(^^
しかし、その中でもよくなるものと、なった筈なのに収穫量に記憶がないモノが有る。
 
収穫量について
植えている本数に差があるので収穫量そのものは違うのだが、樹の大きさや本数当たりに直して収穫の実感を書けば、まずよく収穫した記憶の品種を順に、スパータン、チャンドラー、ブルークロップ、エチョータ、ハーバート、アーリーブルー、プル、ウエイマウス、ブルーレイ、レカ、セーラ、ブルースター、エリザベス、トロ、ヌイ、ミーダー、ブリジッタ、ボーナス、
以上が収穫したという実感のあるモノ。概ね早生品種が上位に来るのは、梅雨で収穫が左右されるということだろう。又チャンドラーが晩生(中生?)にもかかわらず上位に来るのは比較的梅雨傷みがないからではないか。
その他、
レイトブルー、チッペワ、ネルソン、ダロー、は食べた記憶はあるが、摘んだ記憶はない(^^
セントクラウド、バークレイについては小粒で偽品種の可能性あり。
 
味と粒揃い等品質について
味は酸味系、甘味系あるいは早生、晩生、収穫期の長短があるので個人的見解になるが、
食べ応え、という点で言えばやはりスパータン、チャンドラーだろうか、
次に比較的満足な形で食べられたものとしては、アーリーブルー、ハーバート、ウエイマウス、エチョータ、
収穫期が長くて今年の少雨で昨年よりは満足できたのがエリザベス、ブルースター
 
逆に期待外れはボーナス、ブリジッタ、ダロー、実なりは良かった筈なのにほとんど収穫になっていない。樹上で完熟しない感じだった。
ネルソン、レイトブルーは実成りが悪い上に晩生のため梅雨の影響でだめだったと思う。剪定も弱かったようだ。
セントクラウドバークレーは小粒で味も悪く今年は植え替え処分の対象。
 
今年の反省
まず、剪定をもう少し強くして各樹の枝張りを揃えて行く必要があると思った。
特に下枝で日当たりが確保できない枝、そして上部でも小枝はきっちり剪定が必要と思う。主軸本数も出来るだけ減らしたい。後は除草をもっと徹底すること、特にどくだみ、露草、そして外縁部のカズラやススキなど、
施肥や防鳥ネットなどは上手く行ったと思う。施肥は2月末に発酵油粕、3月に硫安、そして5月に専用化成、9月初めに硫安、をやりましたが、発酵油粕以外はばら撒きでした。
今年の日照りで自根のチャンドラーが1本(残りは接ぎ木)三分の一の枝が枯れた以外は全損の枯れもなく、昨年弱っているように見えた樹も元気を回復した。樹高も十分な大きさになったので、伸び過ぎたシュートのカットも上手くやりたい。梅雨時の対策は今年もやれなかったが、コバエ対策としてアースゼットを樹冠下に時々シューっとやったのが良かったのか、今年は小さな穴があいて落果するケースは見られなかった。只足長蜂の巣が出来ていたのに、途中から居なくなったから、影響は強いような気がする、コガネムシの被害は若干葉に出たが気にするほどではなかった。秋には相変わらず蜘蛛が巣を張っているので害虫は近寄れないような感じ(^^
 
伸びたハイブッシュバレー
手前はスパータンですが枝と言い葉っぱと言い、よく成長しました(^^
 
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手前の赤い枝はブルークロップ、その奥がトロー
 実がなり過ぎて枯れるかと思いましたが、非常に太い枝に成りました。
 
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この蜘蛛が一杯いますのでイラガも居ません。
 
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