必ず立ち直るんだ!

陛下のお言葉を受けて、内閣総理大臣が国民に呼びかけた。

自分の持ち場で一層頑張りたいと思う。

 

“危機一緒に立ち向かおう”

菅総理大臣は18日夜、東北関東大震災の発生から1週間たったことを受けて記者会見し、被災者を全国各地で受け入れてもらえるよう調整を進めていることを明らかにしたうえで、「もう一度、日本を作るんだという覚悟で、この危機に一緒に立ち向かっていこう」と呼びかけました。
記者会見の冒頭、菅総理大臣は「この1週間、国民はこの事態に冷静に対応し、家族や地域の絆を大切にして、共に助け合い、協力し合って、この事態を乗り越える努力をしてきた。そうした行動に心から敬意を表したいと思う」と述べました。そのうえで、菅総理大臣は「救援活動については多くの混乱や困難があるが、次第に乗り越え、支援物資が届くようになってくると思うし、生活再建についても前進していくと思う」と述べました。また、菅総理大臣は、避難を余儀なくされている人への支援について、「政府としては、食料や毛布などを支給するだけでなく、安心して生活できる環境を、現在、全力挙げて準備している。避難生活は、まだしばらく続くと思うが、体調に留意して、次の安心できる場所に移れるまで、頑張り抜いてほしい」と述べました。さらに、菅総理大臣は「厳しい避難生活が長期にわたらないように、被災者を全国各地で受け入れてもらえるよう、政府としても全力を挙げて進めていきたい」と述べ、被災者を全国各地で受け入れてもらえるよう調整を進めていることを明らかにしました。そして、菅総理大臣は「まさに日本の危機であり、私たち日本人にとって、本当に試されている状況だ。日本は過去、小さな島国と言われながら、奇跡的な経済の成長など国民の力でこの国を築き上げてきた。この地震津波によって、くじけているわけにはいかない。『もう一度、日本をつくるんだという覚悟で、この危機に一緒に立ち向かっていこう』、そういう思いで、一人一人が手を携え、危機を乗り越え、再建に向かって歩み出してもらいたい」と呼びかけました。