ハイブッシュの収穫を終えて

今まで大きいことは良い事だ!という観点からもっぱら大粒を求めてきたが、今年のように梅雨が永いと降雨に影響されないと言う性質も非常に大事だと思う。
少々粒が小さくても、まず無事に収穫できることと言うのは実に精神的にも大きい問題だ。

そういう点では、今年はサザンやノーザンの早生は比較的順調に収穫できたけど、これも梅雨が早ければそうは行かないだろうから確実ではない。
中手で、例えばサザンのマグノリアなんかは味は梅雨に影響されないが裂果はひどい、総じてサザンは裂果には弱い、今年は特にクーパーは致命的だったオニールも弱い。梅雨前に収穫できる品種に絞りたい。

ノーザンではアーリーブルーが雨には強いが、樹勢がちょっと(接木でも)
今年もっともひどかったのがブリジッタ、ボーナス、ダローで、その次がチャンドラー、エリザベス、レカだろうか。とにかくブリジッタなどは1割も収穫していない。
良かったのはアーリーブルー、スパータン、ハーバート、それにエチョータですかね。これは概ね収穫できました。
次に、ヌイ、プル、ミーダーぐらいまでは今年は良かったですね。
ネルソン、トロ、ブルークロップ、セーラ、バークレイ、ブルーレイは微妙でした。チッペワとかセントクラウドなどは少量で対象外でした。
気付いた事として、ウイッシュブルー、ブルースターというオリジナル品種が、裂果が少ないということでしたが、これは井戸園芸が梅雨の影響を知っての品種開発かと思った(^^

今年の結論は、粒の大きさより味、それも梅雨でも収穫できると言う事を前提に品種は選択したい。
来年は晩生種は房ごとにパラフィンの袋を掛けた方が良いかと思っている。そのための剪定方法を考えたい。チャンドラーの25ミリオーバーの房取りなら十分手間は成立すると思う。