エチョータのすごさ、夏に二次肥大

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通常、その年に出たシュートは樹皮は緑のままだ。前年の秋に出たのも一年を過ぎないと樹皮は茶色に変色することは少ない。この緑の幹のままと二次肥大で色が変わった樹幹の違いはなんと言っても太さでありシュート発生力の違いだろう。
ところが驚いたことにこのエチョータは今年出たシュートが7月に変色し形成層を作って二次肥大を始めたのである。緑の樹皮の場合は出たシュートの太さによってそのシュートの伸張は制約を受けるが、この二次肥大成長を成し遂げたエチョータは次々に新たなシュートを出して成長している。
驚異的な成長力を支えるこの二次肥大がエチョータだけ何故可能なのか、RE系でも一冬を越さなければ樹皮は変色しなかったように思う。
こういう品種が他にも有るのかどうか、あるいはこういうような意識的な育苗法が有るのかどうか。

写真上2枚は今年のシュートが変色したエチョータ(2本)
最初の写真は1年生苗木は棒状であったからそこから出た枝は全て今年の春以降に出たもの
2番目の写真は奥の変色した幹が前年枝の幹、手前の茶色の樹皮は今年出たシュート(当年枝)でそこからまた新しいシュートが5月末に出てそれが既に60cmになっている。これがいつ変色するか楽しみ。
シュートが青いミスティーとデューク、樹皮が茶色の部分は今年の春に既に変色していた苗の前年枝。